IE9ピン留め
大学の「単位」は国際標準規格なのに・・・
前回書いたように「宿題なんてしなくていい」といった父だが、私が大学へ入ると「大学生なら1日中学問せい」と極端だ。
ところで宿題というのも変だが大学生の義務であるべき家庭学習(自学習)について書いてみよう。
義務?そう、大学での講義以外に自学習するのは国際的な約束事の義務なのである。
案外そのことは知られていないので(日本では学生はおろか、驚くことに教師も知らない人が多いという)一応記しておこう。

大学を卒業するためにはある一定以上の「単位」を取得しなければならない。
その単位であるが、大学での講義1時間につき2時間の家庭学習を行うものとし、15時間の講義と30時間の家庭学習を合計して1単位としている。つまり大学では1コマ2時間を15週行い、家庭学習は学生がきちんと毎回4時間ずつ15週やったとして2単位を得ることになる。そしてこの単位は国際的な規格なのである。

果たして今の日本の学生で、1つの授業(2時間)に対し4時間の家庭学習をしているなんて信じられるだろうか。実はこのごろ大学のほうでも1コマを90分に縮小して2時間やったことにしているのが多いのだ。それなら毎回4時間半の予習復習がいるのである。とてもそんな学生はいそうもない。

神戸女学院大の内田樹氏は『平均4倍以上のインフレ査定がなされているのが日本の大学の単位の実情』と指摘し、『多少の地域格差は許容範囲でも、ここまで実勢との差が開くと、国際社会から「日本の大学の出す単位認定は怪しい」という疑いが出かねない』という。続けて氏は『「日本の大学卒業?ではうちの国の大学の二年次に編入してください」となっても不思議ではない』(>内田樹の研究室8月5日記)。

昨夜イギリスから夏期休暇で帰国した友人と飲んでいて、このことに話が及んだ。
彼は日本の大学を卒業し、世界放浪の旅へ出たのだが、イギリスに住み着き、現地の大学へ1から入って(学部を変えている)卒業し、更に大学院で学んだ。今は向こうの学校で教えているのだが、彼にしても日本の大学の甘さは我慢ならないという。日本より進学率は低いが大学生は実によく勉強する、というより、しないと容赦なく退学ということになるという。したがって、大卒の肩書きはそれ相応の価値を有しているのだそう。ひるがえって日本は・・・と彼は慨嘆する。

日本の「世界最低の高等教育」や「止まることの知らない学力低下」については色々考えがあるのだが、別に記そう。昨日の深酒と不眠がまだこたえている・・・・



by SnowAlps | 2005-08-22 23:24 | spare time
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